WEデザインスクールとは?料金・評判・コース内容と向いている人を解説

WEデザインスクールという名前を見て、Webデザイナーを養成するための学校だと考えている方は少なくありません。実はこのスクールは、デザインを自分の手で作るのではなく、その良し悪しを見極めて判断する力を磨くための学び場です。

武蔵野美術大学とOFFICE HALOが2016年に共同で立ち上げ、一般的なWebデザイナー養成スクールとは目的が大きく異なります。

この記事では、WEデザインスクールの料金や評判、コース内容、向いている人までをまとめて詳しく解説します。この違いを知らないまま申し込むと後悔しやすいので、これから紹介する内容を、自分に向いているかを見極める参考にしてください。

なお、目指しているのがWebデザイナーとしての就職や副業であれば、制作スキルを学べる別のスクールが向いています。スクール比較ナビの無料相談では、目標や予算に適した一校を一緒に整理できるので、気軽に活用してみてください。 

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スクール比較ナビ 編集部
執筆・監修

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スクール比較ナビは、30校以上のWebデザインスクールを比較・分析し、一人ひとりの目的や働き方に合ったスクール選びを完全無料でサポートする相談サービスです。本記事は、日々多くの相談を受けるアドバイザーが、各スクールの特徴・サポート体制・受講者傾向を中立的に調査・監修。特定スクールを推すのではなく、後悔しない選択ができる情報発信を大切にしています。

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目次

WEデザインスクールとは?基本情報を解説

出典:WEデザインスクール

WEデザインスクールは、名前の印象からWebデザインを制作する学校と思われがちですが、実際の中身は少し異なります。デザインそのものを理解して判断や発注に活かすための学び場であり、まずは基本情報から押さえておくと安心です。

運営体制や成り立ちを先に知っておくことで、自分に向いているかどうかも落ち着いて判断しやすくなります。ここでは、運営元との関係や学びのコンセプト、そして養成スクールとの違いを、順を追って見ていきましょう。

運営会社と武蔵野美術大学との関係

WEデザインスクールを運営するのは、アート・デザイン教育を専門とする株式会社OFFICE HALOです。2016年に同社と武蔵野美術大学デザイン・ラウンジが共同で立ち上げた、日本初のデザイン経営の学校にあたります。

主宰は武蔵野美術大学出身のデザイン教育家、稲葉裕美氏で、著書『美大式 ビジネスパーソンのデザイン入門』でも知られています。北海道大学やグロービス経営大学院、国立情報学研究所などでも講座が実施され、累計の受講者は1万人を超えています。 

デザイナーを養成するのではなく「発注・判断・言語化」の力を磨くノンデザイナー向けスクール

WEデザインスクールが育てるのは、自分でデザインを制作するスキルではなく、良し悪しを見極めて意図を言葉で伝える力です。ビジネスの現場では、デザインを外部へ発注したり社内で判断を任されたりする場面が、想像以上に数多くあります。

同スクールでは色や文字、かたちの基礎から、デザインを観察して言語化する方法までを体系立てて学びます。この視覚言語が身につけば、ノンデザイナーの社会人でも、デザインを扱う自信を無理なく持てるようになります。

Webデザイナー養成スクールとの違いは「作る力」ではなく「見極める力」を学ぶこと

一般的なWebデザイナー養成スクールは、PhotoshopやHTML・CSSなどを使い、制作物を仕上げる技術を身につける場です。一方でWEデザインスクールは制作を教える講座ではなく、デザインを見極めて判断する力を養うことに軸を置いています。

つまり、作る力を鍛えるのが養成スクール、見極める力を高めるのがWEデザインスクールという住み分けになります。同じデザインという言葉でも身につくものは違うため、求めるのはどちらかを受講前にはっきりさせておくと安心です。

WEデザインスクールのプログラム・コース内容

出典:WEデザインスクール

WEデザインスクールのプログラムは、受講者の経験や目的に応じて、入門から応用まで段階的に分かれています。デザインが初めての社会人でも入りやすい入門講座から、分野ごとに判断力を深める応用講座まで幅広く選べます。

いきなり長期の講座を選ぶ必要はなく、目的に合わせて無理のないレベルから始められる構成になっています。ここでは、入門・基礎・応用という三つの段階に分けて、それぞれの講座で身につく内容を見ていきましょう。

まず気軽に試せる入門講座

デザインに触れてこなかった社会人が最初の一歩に選びやすいのが、1日で完結する社会人のためのデザイン入門です。専門知識がなくても、苦手意識を和らげながらデザインリテラシーの入り口を無理なくつかめる内容になっています。

数時間から1日で参加できるため、まとまった時間を取りにくい社会人でも気軽に始めやすい講座です。開催の時期や形式は回ごとに変わるため、気になる場合は最新の募集の状況を早めに確かめておくと安心です。 

基礎を体系的に学ぶ「デザイン判断ビギナー講座」

デザイン判断ビギナー講座は、最も人気が高い中心的な基礎プログラムで、多くの社会人に勧められます。学ぶのは色や文字、形が持つ意味や役割で、感覚ではなくなぜ良いのかを筋道立てて説明できる状態を目指します。

授業では独自のデザイン観察フレームワークを用いて、事例を言語化しながら理解を一つずつ段階的に深めていきます。通学の場合は全6回・隔週の土曜に開催された実績があり、基礎を固めたい社会人に適した講座になっています。

分野別に判断力を高める「デザイン判断マスター講座」

基礎を終えた先のステップが、ビギナー講座で培った土台を実務に近い分野へ広げる、デザイン判断マスター講座です。扱うテーマはいずれも実際の業務に直結しており、次の4つの領域ごとに分かれた判断軸を順に学んでいきます。

  • 広告:バナーやチラシ、ポスターが、狙った相手に伝わる見せ方になっているかを判断します。
  • パッケージ:食品や生活用品の容器・包装が、手に取りたくなる魅力を備えているかを見極めます。
  • WEB:Webサイトやバナーを、使いやすさと印象の両面から評価できるようになります。
  • 冊子・資料:パンフレットやプレゼン資料など、情報が分かりやすく整理されているかを読み解きます。

授業では実例のNGパターンとOKパターンを見比べ、機能面と感性面の両方から判断の軸を組み立てていきます。最終回では自社の実際の課題に取り組むため、担当業務でデザインをさらに使いこなしたい社会人に適した講座です。

WEデザインスクールの料金と受講形式

WEデザインスクールの受講料は、どの講座を選ぶかや受講する形態によって、その都度大きく変わってきます。なかでも押さえておきたいのは、公式サイトに個人向けの受講料が具体的な金額として掲載されていないことです。

法人研修は内容や規模に応じた個別の見積もりで進み、個人が参加できる講座も募集の回ごとに料金が案内されます。個人でも受けられる主な講座について、それぞれの位置づけと料金のおおよその目安を、次の表に整理しています。

講座 主な対象 形式・回数 料金の目安・確認方法
社会人のためのデザイン入門 初学者 1日完結 募集ページで案内
デザイン判断ビギナー講座 基礎を固めたい人 全6回(通学など) 152,000円(2025年回/JDN報道)
デザイン判断マスター講座 ビギナー修了者 分野別・全3日間ほか 法人は個別見積もり

参考として、デザイン情報メディアのJDNは、2025年開催回のビギナー講座(全6回)を152,000円と報じています。ただし、これはあくまで過去の一回分の実績であり、募集の回によって受講料が変わる可能性も十分に考えられます。

受講の形式についても開催の回ごとに変わり、対面を基本にしながらオンラインの回が組まれることもあります。個人向けの料金を正確に知りたいときは、受けたい講座の募集ページを確認するか、直接問い合わせるのが確実です。

Webデザイナー養成スクールの費用も含めて比べたいときは、スクール比較ナビの無料相談でまとめて相談できます。 

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参照:社会人向けリスキリング おすすめデザイン講座|JDN

WEデザインスクールの良い評判・口コミ

WEデザインスクールを検討するうえで気になるのが、実際に受講した人がどう受け止めているかという評判です。判断の手がかりになるのが、公式サイトに写真つきで数多く公開されている、実際に受講した人の声になります。

全体としては、デザインに苦手意識を持っていた人が、学びを通して仕事の進め方を変えられたという評価が目立ちます。ここでは、公式サイトで語られている声のなかから、特に多い三つのテーマを取り上げて順に見ていきましょう。

デザインを言語化して説明できるようになった

「モヤモヤとしていたデザインの定義についてのイメージを掴むことができました。

講座を通して特に印象的だったのは、「自分が良いと思うものを、しっかり見つめること」の重要性です。それを続けることで、多くの人が好むものや、嫌だと感じるものも見えてくるのではないかと感じました。人それぞれに良し悪しの判断はありますが、「ここまでは腹落ちできる」という納得感のある合意形成に持っていけるのではないか、という感覚を持てたことも大きな変化です。」

引用:WEデザインスクール 受講者の声(第一三共)

この受講者は、感覚で語られがちなデザインを、なぜそうなのかという見方で捉え直せるようになったと語っています。授業では独自の観察フレームワークを用いて、実際の事例を分析しながら言葉に置き換える訓練を重ねていきます。

その結果、社内の打ち合わせやデザイナーとのやり取りでも、根拠を添えて意見を伝えられるようになります。これまで感覚だけに頼っていた判断を、誰にでも伝わる言葉へと変えられることが、何よりの手応えといえます。

デザインの発注・ディレクションに自信がついた

「これまでは、デザインは言語で表しにくく、センスや直感でつくられるものだという印象がありました。しかし、実際には目的に沿って非常に論理的に組み立てられていることを学びました。その結果、社内でデザインを判断する際にも、「なぜこの色が使われているのか」といった問いを、論理的に確認できるようになりました。」

引用:WEデザインスクール 受講者の声(花王)

この受講者は、デザイナーへ意図を伝える力が高まり、協業のあり方そのものが変わったと振り返っています。デザインの発注の場面では、要望をうまく言葉にできないまま、仕上がりが想像と食い違うことも起こりがちです。

デザインを見る判断の軸を持てると、何をどのように伝えれば意図が正しく届くのかを、落ち着いて整理できます。その結果、デザイナーと対等に議論できるようになり、発注やディレクションの精度も着実に高まっていきます。

デザインの良し悪しを判断する“軸”が身についた

「得られた学びはたくさんあります。なかでも特に印象的だったのは、「なぜ美しいと感じるのか」という考え方の枠組みがあると知ったことでした。それまで私は、「綺麗なものは綺麗」と感覚的に捉えていました。ポスターひとつを見ても、「なんとなく洒落ている」という感想にとどまっていたのです。しかし、フレームを使って紐解いていくと、目的や前提、背景が整理され、「どうしてその表現になったのか」が見えてきました。」

引用:WEデザインスクール 受講者の声(あおぞら銀行)

この受講者は、フレームワークを使ってデザインの判断を整理し、経営企画の仕事に活かせるようになっています。デザインの良し悪しをその場の感覚だけで決めていると、判断のたびに迷いが生じ、根拠も示しにくくなります。

色や文字、かたちといった原則を体系立てて学ぶことで、どんな媒体にも通用する見方が自然と身に付きます。この軸があれば、初めて見るデザインでも落ち着いて評価でき、周囲にも理由を添えてわかりやすく説明できます。

WEデザインスクールに悪い評判はある?受講前に知っておきたい注意点

WEデザインスクールについて調べても、第三者による否定的な口コミは現時点でほとんど見当たりません。とはいえ、このスクールの性質上、受講前に押さえておきたい注意点はいくつかあります。ここでは、「期待と違った」という後悔を避けるために気をつけたい点を、2つに分けて見ていきましょう。

制作スキル(Photoshop・コーディング)は身につかない

最初に押さえておきたいのは、WEデザインスクールでは制作の技術そのものは学べないという特徴になります。PhotoshopやIllustratorの操作、HTML・CSSといったコーディングを習得する講座ではありません。

あくまでデザインを判断し言語化する力を養う場のため、自分の手で作品を仕上げる練習は含まれていません。未経験からWebデザイナーを目指して申し込むと期待と大きくずれるので、目的の区別を申し込み前に済ませておく必要があります。

料金・受講条件が分かりにくい

もう一つ気をつけたいのが、料金や受講条件のわかりにくさで、法人研修が中心のため個人向けの金額を把握しづらい構成です。講座ごとに募集の時期や形式が変わり、いつでも同じ条件で申し込めるとは限らないことにも注意が必要です。

受講したいと思ったときに希望の講座が開かれておらず、費用や日程を見通しにくいと感じる場合もあります。参加を考えるなら、狙う講座の募集が出ているかを早めに確かめ、条件を把握してから計画を立てると安心です。

WEデザインスクールが向いている人・向いていない人

ここまでの内容を踏まえると、WEデザインスクールは受講する目的によって評価が大きく変わると分かります。デザインとの関わり方や学びに求めるものによって、向いている人と向いていない人が、はっきりと分かれてきます。

受講してから想定と違ったと気づくのは、かけた時間の面でも費用の面でも、大きな損失につながってしまいます。ここでは、向いている人と向いていない人それぞれの特徴を、目的に沿ってわかりやすく整理していきましょう。

向いている人:デザインを発注・判断する立場のビジネスパーソン

特に向いているのは、仕事のなかでデザインを判断したり発注したりする、次のような立場の社会人になります。

  • 制作会社やデザイナーへの依頼で、要望をうまく伝えられず悩んでいる方
  • 資料やスライドの見栄えを整えたい、企画・広報・マーケティングの担当者
  • 社内のデザインの質を底上げしたい管理職の方

いずれも自分で手を動かさなくても、日常的にデザインへ関わる機会が多い職種だという共通した特徴があります。作る側ではなく活かす側として力を高めたい社会人にとって、判断の軸を学べる価値はとても大きいといえます。

向いていない人:Webデザイナーとして就職・副業したい人

一方、未経験からWebデザイナーとして就職や副業を目指す人には、WEデザインスクールは向いていません。ここで学ぶのはあくまで判断する力で、案件をこなすための制作スキルは扱わないため、目的と一致しないからです。

養成スクールは数が多く料金や学べる範囲もさまざまで、自分だけで最適な一校を選ぶのは簡単ではありません。スクール比較ナビの無料相談で目標や予算に適した一校を一緒に絞り込むので、気軽に相談してみてください。

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WEデザインスクールに関するよくある質問

最後に、WEデザインスクールを検討している人から特によく挙がる疑問を、まとめて確認しておきましょう。受講できる対象や形式、学べる内容といった申し込み前の不安は、先に解消しておくと迷いが少なくなります。

特に名前の印象から生まれる誤解は、受講後の後悔につながりやすいため、ここで整理しておく価値があります。多くの人が実際に気にする代表的な三つの質問を取り上げて、順番に答えていきます。

個人でも受講できますか?

はい、社会人が個人で申し込める講座もあります。1日完結の入門講座や全6回のビギナー講座(通学クラス)が代表例です。ただし常時開講ではなく、回ごとに募集されるため、希望の講座がいま募集中かを早めに確認しておくと安心です。

ただし、すべての講座が常に募集されているとは限らず、時期によって開催の有無が変わることも珍しくありません。受講を考えているなら、希望の講座がいま募集されているかを早めに確かめておくと、機会を逃さずにすみます。

オンラインで受講できますか?

オンラインで受講できるかどうかは、選ぶ講座や開催の時期によって、その都度変わってくると考えておきましょう。WEデザインスクールは対面での学びを基本に据え、受講者どうしの対話を通じてデザインを言葉にする形式を重視しています。

一方で法人研修ではオンラインにも対応しており、個人向けでも時期によってはオンラインの回が組まれます。遠方に住む人や移動の時間を取りにくい人は、参加したい講座がどの形式で開かれるかを事前に確かめておくと安心です。

受講するとWebデザイナーになれますか?

WEデザインスクールを受講しても、そのままWebデザイナーになれるわけではありません。ここで身につくのは判断して言語化する力であり、Webサイトそのものを制作する技術は学べないからです。

Webデザイナーとして働くにはツール操作やコーディングが必要で、それらは制作中心の養成スクールで習得できます。目標がWebデザイナーなら、無料相談で希望や予算に適した学校を一緒に整理できるので、気軽に活用してみてください。

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まとめ|WEデザインスクールは「デザイン判断力」を磨きたい人のためのスクール

WEデザインスクールは、デザインを自分で作る技術ではなく、見極めて判断する力を磨くための学び場です。武蔵野美術大学とOFFICE HALOが共同で運営し、ノンデザイナーの社会人がデザインを扱う自信を持てるよう設計されています。

受講者からは、デザインを言葉で説明できるようになった、発注や判断に迷わなくなったという評価が数多く寄せられています。一方で制作スキルは学べないため、未経験からWebデザイナーを目指す目的には向いていないと押さえておきましょう。

本当に大切なのは、求めているのが判断力なのか、収入につながる制作スキルなのかを、しっかり見極めることです。もしWebデザイナーとして活躍したいなら、スクール比較ナビの無料相談で、目標や予算に適した一校を一緒に見つけましょう。

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